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面接の苦い思い出
就職面接の苦い思い出です。
就職試験を受けたときは「別にどちらでもいいや」と思っていたのです。それは母校の事務職員の就職試験でした。
今思うと、母校に、もったいないくらいに大切にしてもらっていたと思います。先生方だけでなく、事務長の方からも強く勧められて試験を受けました。
一般教養を問う筆記試験のレベルも高く、特に英語はネイティブスピーカーの英会話を聞きとるリスニング問題。「ほとんど出来なかった」と思い半ば諦めていたのですが、運よく筆記試験は突破。
一次面接では、母校の将来と自分自身が母校に対して何が出来るのか、思うがままに話すことを許されました。
不思議なもので、言葉として声に出していくうちに心から「この学校のために出来ることをしたい」そう思うようになっていたのです。自分を受け止めてくれた母校に恩返しがしたい、などとようやく思い始めたのですが、幸いその熱意は通じたよう。最終面接まで残ることが出来ました。
最終面接は5人対1のグループ面接。
面接官は開口一番「新校舎を見学した人は手を上げて」
コース新設のため、それまであった場所から1時間以上も離れた場所に新校舎を建設していて、完成したばかり。私も含めて誰一人手を上げることは出来ませんでした。
「本当に母校のこれからを考えているのであれば、面接前に新しい校舎を見ておくのは常識だろう」と厳しく叱責されました。口先だけで夢を語っても真剣に働く意欲が感じられない、と。
実際に、最初は「どっちでもいいや」という気持ちから試験を受けていたのです。それだけに、面接官の言葉は心に刺さりました。
真摯な思いを伝えるのであれば、入念な下準備も当然必要、小手先の思いは通用しない。
苦い面接の思い出です。
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